◆「丸山清人×千奈 二人展」 2025年4月26日~5月6日

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丸山清人×千奈 二人展 「THE 銭湯富士」

2025年4月26日(土)〜5月6日(火)
12:00~17:00
入場無料 4月30日水曜休廊


~祖父と孫の二人展。受け継がれる美しいペンキ絵アート「銭湯富士」~

銭湯の名物ともいえるペンキ絵「銭湯背景画」は、日本の庶民文化の歴史遺産ともいえる大変貴重な素晴らしいアートです。

その銭湯背景画の第一人者である丸山清人氏は現在89歳。刷毛を筆に変え匠の技で描かれた家に飾れるほどのサイズの銭湯富士を眺めているとまるで広々とした湯船にゆったりと浸かりながら湯気の向こうに雄大な富士山の絵が見えるようです。

そして丸山氏より受け継がれた銭湯富士を新しい表現により新たなアート作品として生み出すアーティスト「千奈」。千奈氏は丸山清人氏の孫にあたり、祖父のDNAを受け継ぎ、丸山氏から受け継がれたペンキ絵銭湯富士の技術を駆使し、下駄や升など和の素材と組み合わるなど自由な表現で新しい独自のスタイルの銭湯富士アート作品を描いています。

千奈氏の初個展でもある今回の個展では二人の直筆のペンキ画作品約40点が展示販売されます。二人の絵師が織りなす銭湯富士の世界をぜひお楽しみください。


 

 

 


丸山清人プロフィール

1935年(昭和10年)生まれ。父親が銭湯広告物専門の会社に勤務していた関係で幼い頃より絵師がそばにいる環境で育つ。絵を描くことが好きで美術学校を卒業後、父親と同じ会社へ就職しペンキ運びなど兄弟子の手伝いから始めて現場で絵師としての技術を学び、25歳には一人で絵を任されるようになる。今までに描いた銭湯画は10,000枚以上。名実ともに銭湯背景画絵師の第一人者。

千奈プロフィール

1998年 神奈川県横浜市出身。多摩美術大学情報デザイン学科2021年卒業。幼い頃より祖父の銭湯背景画絵師の仕事を見ながら絵に興味を持ち美術の道を志す。大学在学中、祖父の仕事の手伝いや祖父に密着取材をした卒業制作などを通し、銭湯背景画を遺したい気持ちが強くなり自分にできる形で銭湯背景画絵師の職を継ぐことを決意し大学卒業後、祖父の下で銭湯背景画を本格的に学ぶ。今回、祖父と念願であった2人展の開催を気にアーティストとしてのスタートを切る。


最終更新日
2025年3月27日