◆「赤井都展」 2023年4月29日~5月7日


赤井都個展 豆本展「秘密の宝箱」

2023年4月29日(土)~5月7日(日)
12:00~17:00
入場無料 休廊日なし


手のひらに収まる小さな宝箱のようなアート「豆本」。

豆本の歴史は古くヨーロッパでは16世紀頃には携帯用の聖書が盛んに作られ、また日本でも江戸時代にはお雛様の道具の中の小さな本などが作られ娯楽用の玩具としても人気がありました。豆本の中に収められた魅力ある物語を読み、独特の活字や美しい挿絵を楽しみ、様々な素材を使った素晴らしい装丁を愛でる。まさに読んで、観て、コレクションして楽しむ小さなアート、それが「豆本」の世界です。

今回個展の豆本作家である赤井都さんは、2006年に国際的な豆本コンクールにおいて、独学で初めて制作した豆本で日本人初のグランプリを受賞して以来その独特の世界観で多くのファンを魅了する作品を発表し続けています。格調高く魅力ある文章、美しい描画、味わい深い活版印刷、使われる手すき和紙などの様々な素材、高い技術の製本、素晴らしいデザインの独創的な装丁、など豆本の様々な魅力が詰まったその作品は、そのどれもが開けるとワクワクしてくる秘密の宝箱のようです。

今回の個展では、様々なコンクール受賞作をはじめ、過去に発表された作品約80点が展示される予定です。

美しく素敵な赤井さんの豆本を眺めながら豆本アートの楽しさにふれていただき、ぜひ自分だけの秘密の宝箱を見つけていただきたいと思っております。



赤井都プロフィール

ブックアーティスト。自分で書いた物語をそれにふさわしい本の形にしたいという思いから、独学で初めて作った豆本で、2006年ミニチュアブックソサエティ(本拠地アメリカ)の国際的な豆本コンクールで、日本人初のグランプリを受賞し、2007年連続受賞。2016年、2021年、2022年受賞。豆本の作り方などの著書多数。個展、グループ展、ワークショップ講師、豆本がちゃぽん主催など小さなアーティストブックの作り手として幅広く活動中。


最終更新日
2023年5月23日 | カテゴリー :