◆「小林和史展」 2017年7月7日~7月18日

Shapeofthestorage―記憶のカタチ―

小林和史 個展

2017年7月7日(金)~7月18日(火)
12:00~19:00(最終日17:00まで) 7月12日水曜休廊 入場無料

「美しき驚異の切り紙虫!」

造形作家、映像作家、服飾デザイナーでもある小林氏は、イッセイミヤケのファッションデザイナーを務めた後独立し、アーティスト、デザイナー、空間演出家と多彩な活動をされております。

その小林氏のライフワークともいえる作品がこの紙を素材にハサミ一本て驚くほどリアルに制作される美しい昆虫達です。

ハサミで一ミリを15等分に刻むことができるその驚異の技術から生み出される原寸大の切紙虫達は、そのあまりのリアルさに、小林氏が作ったハエを本物のカマキリが食べようとして吐き出してしまったほど本物の虫もだまされるほどリアルです!
そのペーパーワークと他の素材を組み合わせて創る作品は宝石のように美しく魅惑的でまるで作品の中に生命と時間とが封じ込められているように感じられます。
小林氏のこれら作品は、あのU2のギタリストのジ・エッジ氏やローリングストーンズのドラマーのチャーリー・ワッツ氏のコレクションにも加えられております。    

今回も美しい額やケースに収められた約30点の昆虫作品が展示されます。

今回のテーマは誰もが逃れることができないモノ「記憶」。「記憶」とはいったいなにものかをテーマにした美しい虫たちを眺めながら「記憶」の出所、そしてその行方を意識することにより見えてくる今の自分の姿を感じていただきたいと思います。

観る者すべてを魅了するその美しく不思議な切紙虫の世界をぜひお楽しみ下さい。


小林和史/美術家

3歳の時より独学で、一枚の紙からハサミにより「昆虫と共生する世界」を創作、演出し現在に至る。またそれらが独自の「自然観」となり、様々なクリエーションの原点となっている。

[1983~1988]パリコレクションデザイナー、プロダクトデザイナー(株)三宅デザイン事務所

[1988]独立、本格的に各地でアーティスト活動を開始する。

[2001]outsect設立、アート、舞台、CM、映像ムービーなどの演出、美術、コスチュームデザイン等を手掛ける。また、HOMMEPLISSE(ISSEYMIYAKE)・メゾンエルメス・CHAUMET(LVMH)・SONY・蔦屋代官山T-SITE、蔦屋家電などの施設アートディレクションに携わる。造形作家としては、毎年、国内外のギャラリーや施設等で新作を発表し続けている。

近年の個展/イベント展示

2012BARBARARUETZ現代アートギャラリー(ミュンヘン/ドイツ)

2013Zeedijikアートフェア(Knokke/ベルギー)

2013AxelPaironアートギャラリー(Antwerp/ベルギー)

2014画廊翠巒(前橋/群馬)

2015Galleryリトルハイ(中野/東京)

2016リアリティラボISSEYMIYAKE(青山/東京)

2016ELTTOBTEPISSEYMIYAKE(船場/大阪)

2016渋谷パルコエントランス(HOMMEPLISSE)

2016渋谷西武 「ダーウィンの書斎/小林和史展」

2017神楽サロン/小林和史常設展(伊勢神宮外宮)

2017CHAUMET(赤坂クラシックハウス/東京)


最終更新日
2017年7月19日