◆「小林健二展」 2019年4月26日~5月7日

「Crystal Specimen -結晶標本-」

小林健二 個展

2019年4月26日(金)~5月7日(火)
12:00~19:00(最終日17:00まで) 休廊なし 入場無料


-神秘的で不思議な美しい結晶の世界-

絵画、立体、インスタレーション、映像、音楽など多彩な表現で創作活動を続けるアーティスト小林健二氏。その深い知識と高度な技術が織り成す作品は神秘的でありながら、どこか郷愁を感じさせる不思議な感覚で観る者を魅了します。

これまでファインアートの世界での作品発表の個展が多かった小林氏ですが、今回は別の面である彼の探究心から生まれた結晶作品に焦点を当てた特別な展覧会となります。

小林健二氏は子供の頃より上野の国立科学博物館に通い、鉱物標本室に心を奪われる少年時代を過ごしてきました。そんな科学少年だった彼が結晶の世界に魅せられてから50年近い年月が経ち、様々な物質の結晶を育成することに興じることになります。

科学が魔法の様に思われていた昔から変わらず存在する鉱物の魅力、それを体感する一人であった小林健二氏です。地中の深い場所で気の遠くなるような時間をかけて秘密裏に鉱物結晶の生成は行われますが、表現者としての彼の好奇心によって自らそのプロセスを体験するがごとく結晶作品が生まれてゆきます。

今回の個展では小林氏が自ら一つ一つ時間をかけて育成した美しい結晶作品約100点が展示販売されます。そして代表作である不思議な土星作品の新作も展示する予定です。

不思議で神秘的でどこか懐かしさを感じる美しい結晶の数々をぜひお楽しみ下さい。

4/27(土)夕刻より作家在廊



小林健二プロフィール

1957年東京港区生まれ

オフィシャルサイト kenji-kobayashi.com

展覧会(抜粋)

1991 [BEYOND THE MANIFESTOー美術とメッセージー]水戸芸術館

1992 [色の博物誌・青ー永遠なる魅力]目黒区美術館

1994 [美術と博物展]福井県立美術館

1999 [内と外-Inside and Outside-]富山県立近代美術館

2000 [水晶の塔をさがしてー現代アートが開く「私」の世界]福岡市美術館

2003 [ひかりさえ眠る夜に]福井市美術館

2005 [地球に咲くものたちー小林健二氏の鉱物標本室からー]石と賢治のミュージアム

2015 [Nocturnal Saturiun-土星夜-]Magallanica

2017 [IYNKUIDU TFTWONS]Gallery TSUBAKI

主な出版物

「AION」用美社・「みづいろ」「PROXIMA」銀河通信社・「ぼくらの鉱石ラジオ」筑摩書房


最終更新日
2019年5月9日 | カテゴリー :